NBAのお金事情について①
今日は皆大好き、NBAをまつわるお金の話です!
正直、NBA(リーグ、選手、チーム)はめっちゃ儲かってると思います。
ではどれくらい儲かってるんでしょうか。
~全世界スポーツリーグ売上ランキング~
※引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_professional_sports_leagues_by_revenue
NBAは16-17シーズンに5,940百万€(約7,700億円)の収入があり、NFL, MLBに次ぐ世界第三位のスポーツリーグとなっています。
ちなみに日本の野球NPBとくらべると5倍程度です。あれれ?思ったほど開きがありませんね。10倍近くあるかと思っていました。
では、選手の年俸はどうでしょう。
下のグラフを見てください。
※引用元:https://www.businessinsider.com/nfl-mlb-nba-nhl-average-sports-salaries-2017-11
1軍選手の平均給料を全世界各スポーツと比べてますが、
NBAが7.1m$(約7億円)でダントツトップです。
レアルマドリードの破格の移籍金などたまに耳にしますが、リーガエスパニョーラの選手平均給料は2.2m$(約2億円)なんでべつに大したことないんですね。
選手の年俸もここ最近ぐんぐん伸びている印象を受けるNBA。
一昔は10million$選手(日本円で約10億円)は数えるほどでしたが、ここ最近では「お前そんなもらってんの!?」みたいな選手ばっかで、10m$を見てもあまり驚かなくなってきました。
※引用元:http://www.celticshub.com/2017/12/07/nba-player-salaries-1991-2017/
1995年に初めて10m$選手(Patrick Ewing??)が誕生してから、
2015年頃まで60名ほどにゆるやかに伸び、
ここ2, 3年で一気に109名まで増えました。これは完全にサラリーインフレですね。
1チーム15名で450名と考えると、約4人に1人が10億越えです。
だからNBAは世界のスポーツの中でも、めちゃくちゃ儲かっているんだと錯覚したんですね。これは納得です。
なんでこんなに10億プレーヤーが増えたのかというと、どうやらSalary Capが増えているからのようです。
※引用元:https://www.basketball-reference.com/contracts/salary-cap-history.html
〇Salary Cap
NBAは全30チームの戦力をなるべく均衡させるために、各球団の契約選手のトータル年俸に上限を設けています。でないと、昔の読売ジャイアンツみたいに一強チームが現れて、リーグ全体としてのエンターテイメント性が損なわれてしまいますからね。
ちなみに、表向きには一応「上限」となっていますが、
超えても罰金払えばOKだったりします。
NFLやNHLは超過厳禁らしいです。NBAはその辺緩いんですね。
額の決め方はというと、
"サラリー・キャップ額はオフシーズンのジュライ・モラトリアム期間に決定され、この時点でモラトリアムは終了する。 基本的な算出方法は、迎えるシーズンのBRIの予測値から利益予測値を減じ、これをリーグ所属チーム数で除して算出される。 予測値は、リーグとNBA選手組合との間で協議され決定する。モラトリアム期間内に協議が整わない場合は、予め準備された方法で設定する。"※wikipediaより引用
だそうです。
ふつーの会社と労働組合みたいに、
オフシーズンに協会と選手組合が話し合いして決めるんですね。
もっとサラリーキャップについて知りたい方は以下wikiが詳しく書かれているので参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/NBA%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97
ちなみに現役給料トップ10はこんなかんじ。
※引用元:https://hoopshype.com/salaries/players/
ちなみに、Micahel JordanのBullsラストシーズン(1997-98)は33m$でした。
20年前でも結構もらってたんですね。
2位のP.Ewingは20m$なので、MJがぶっちぎり1位だったみたいです。
サラリーについては、基本的に偉大な選手(人気、チーム貢献度など)ほど高くなっていると思います。そういう意味で実力主義です。
でも実際は、チームの事情だったり、契約するタイミングだったり、代理人の実力だったり、経験年数の制約だったり色んな要素が絡まっているので、実力以上に貰ってる選手もいれば(C.Parsonsとか)、コスパの高い選手もいます(L.Williamsの8m$とか, M.Morrisの5m$とか)。
〇NBA勝率と売上
つづいて、NBA球団てどれくらい儲かってるんでしょう。
そして、強いチームほど儲かってるんでしょうか。
以下、16-17シーズンの売上(Revenue)のランキングです。
※引用元:https://www.forbes.com/nba-valuations/list/#tab:overall
意外にも勝率下位チームのNY.Knicks(25位)やLA.Lakers(28位)が
売上ではダントツ1位, 2位となっています。
NBAチームの収入源は基本的に①チケット入場料、②TV放映料、③ブランドライセンス料ですが、この2チームはNBA30チームの中でもかなり例外で、マーケットが違いすぎるのです。
下の表を見てください。
NBAチームを保有する都市の人口ランキングです。
※引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_American_and_Canadian_cities_by_number_of_major_professional_sports_franchises
NYに2チームあるとはいえ、最下位のSalt lake Cityに比べて約20倍の開きがあります。
アリーナの収容人数は一定なので、人口が多ければその分潜在来場者が多く、
チケット代は高くなります。また、来場者が多ければグッズ収入なども見込めますし、
球団がアリーナを保有していればバスケ以外のエンターテイメント(音楽Liveなど)でも稼ぐことができます。
このようにNBAでは各チームの都市で市場規模が違いすぎるので、
格差を是正するためにリーグ全体で収入の再分配を行っているそうです。
※ただし、フリーライダー問題を避けるためにどのチームでもリーグ平均の最低70%の売上は上げなければならないそうです。
各チームの収入状況詳細については以下リンクを参考ください。
https://www.forbes.com/sites/baileybrautigan/2016/03/21/where-all-that-money-comes-from-nba-team-valuations-visualized/#70370764444f
〇勝率と売上の相関
では次の疑問です。強いチームほど儲かっているんでしょうか。
16-17シーズンの勝率とチーム売上を以下表にまとめてみました。
※引用元:https://www.forbes.com/nba-valuations/list/#tab:overall
https://www.basketball-reference.com/leagues/NBA_2017.html
横軸が勝率、縦軸が売上(million $)となっています。
赤線は回帰直線を示しています。
※回帰直線というのは各分布を直線で近似したものです。
直線を見ると分かると思いますが、
儲かっていようがいまいが、勝率にはそんな関係しないという結論になります。
では、NYとLAというマンモス都市を除くとどうなるでしょう。
前の散布図よりも回帰直線が右肩上がりになりました。
相関係数は0.547なので、勝率と売上にはやや相関があるといえます。
NY, LAという異常値を無視すれば、基本的に強いチームほど儲かるわけですね。
ちなみに回帰直線より左上に離れていれば離れているほど、強くないのに儲かっているチーム。右下に離れていれば離れているほど、強いのに儲かっていないチームということになります。(頑張れ、Bucks...涙)
これまでNBAのお金事情もなんとなーく分かったつもりでいましたが、
改めて調べてみると知らないことだらけで驚かされました。
今後も選手のサラリー特集など、深堀していきたいと思います。
ではではー。
正直、NBA(リーグ、選手、チーム)はめっちゃ儲かってると思います。
ではどれくらい儲かってるんでしょうか。
~全世界スポーツリーグ売上ランキング~
※引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_professional_sports_leagues_by_revenue
NBAは16-17シーズンに5,940百万€(約7,700億円)の収入があり、NFL, MLBに次ぐ世界第三位のスポーツリーグとなっています。
ちなみに日本の野球NPBとくらべると5倍程度です。あれれ?思ったほど開きがありませんね。10倍近くあるかと思っていました。
では、選手の年俸はどうでしょう。
下のグラフを見てください。
※引用元:https://www.businessinsider.com/nfl-mlb-nba-nhl-average-sports-salaries-2017-11
1軍選手の平均給料を全世界各スポーツと比べてますが、
NBAが7.1m$(約7億円)でダントツトップです。
レアルマドリードの破格の移籍金などたまに耳にしますが、リーガエスパニョーラの選手平均給料は2.2m$(約2億円)なんでべつに大したことないんですね。
選手の年俸もここ最近ぐんぐん伸びている印象を受けるNBA。
一昔は10million$選手(日本円で約10億円)は数えるほどでしたが、ここ最近では「お前そんなもらってんの!?」みたいな選手ばっかで、10m$を見てもあまり驚かなくなってきました。
※引用元:http://www.celticshub.com/2017/12/07/nba-player-salaries-1991-2017/
1995年に初めて10m$選手(Patrick Ewing??)が誕生してから、
2015年頃まで60名ほどにゆるやかに伸び、
ここ2, 3年で一気に109名まで増えました。これは完全にサラリーインフレですね。
1チーム15名で450名と考えると、約4人に1人が10億越えです。
だからNBAは世界のスポーツの中でも、めちゃくちゃ儲かっているんだと錯覚したんですね。これは納得です。
なんでこんなに10億プレーヤーが増えたのかというと、どうやらSalary Capが増えているからのようです。
※引用元:https://www.basketball-reference.com/contracts/salary-cap-history.html
〇Salary Cap
NBAは全30チームの戦力をなるべく均衡させるために、各球団の契約選手のトータル年俸に上限を設けています。
超えても罰金払えばOKだったりします。
NFLやNHLは超過厳禁らしいです。NBAはその辺緩いんですね。
"サラリー・キャップ額はオフシーズンのジュライ・モラトリアム期間に決定され、この時点でモラトリアムは終了する。 基本的な算出方法は、迎えるシーズンのBRIの予測値から利益予測値を減じ、これをリーグ所属チーム数で除して算出される。 予測値は、リーグとNBA選手組合との間で協議され決定する。モラトリアム期間内に協議が整わない場合は、予め準備された方法で設定する。"※wikipediaより引用
だそうです。
ふつーの会社と労働組合みたいに、
オフシーズンに協会と選手組合が話し合いして決めるんですね。
もっとサラリーキャップについて知りたい方は以下wikiが詳しく書かれているので参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/NBA%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97
ちなみに現役給料トップ10はこんなかんじ。
※引用元:https://hoopshype.com/salaries/players/
ちなみに、Micahel JordanのBullsラストシーズン(1997-98)は33m$でした。
20年前でも結構もらってたんですね。
2位のP.Ewingは20m$なので、MJがぶっちぎり1位だったみたいです。
サラリーについては、基本的に偉大な選手(人気、チーム貢献度など)ほど高くなっていると思います。そういう意味で実力主義です。
でも実際は、チームの事情だったり、契約するタイミングだったり、代理人の実力だったり、経験年数の制約だったり色んな要素が絡まっているので、実力以上に貰ってる選手もいれば(
〇NBA勝率と売上
つづいて、NBA球団てどれくらい儲かってるんでしょう。
そして、強いチームほど儲かってるんでしょうか。
以下、16-17シーズンの売上(Revenue)のランキングです。
※引用元:https://www.forbes.com/nba-valuations/list/#tab:overall
意外にも勝率下位チームのNY.Knicks(25位)やLA.Lakers(28位)が
売上ではダントツ1位, 2位となっています。
NBAチームの収入源は基本的に①チケット入場料、②TV放映料、③ブランドライセンス料ですが、この2チームはNBA30チームの中でもかなり例外で、マーケットが違いすぎるのです。
下の表を見てください。
NBAチームを保有する都市の人口ランキングです。
※引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_American_and_Canadian_cities_by_number_of_major_professional_sports_franchises
NYに2チームあるとはいえ、最下位のSalt lake Cityに比べて約20倍の開きがあります。
アリーナの収容人数は一定なので、人口が多ければその分潜在来場者が多く、
チケット代は高くなります。また、来場者が多ければグッズ収入なども見込めますし、
球団がアリーナを保有していればバスケ以外のエンターテイメント(音楽Liveなど)でも稼ぐことができます。
このようにNBAでは各チームの都市で市場規模が違いすぎるので、
格差を是正するためにリーグ全体で収入の再分配を行っているそうです。
※ただし、フリーライダー問題を避けるためにどのチームでもリーグ平均の最低70%の売上は上げなければならないそうです。
各チームの収入状況詳細については以下リンクを参考ください。
https://www.forbes.com/sites/baileybrautigan/2016/03/21/where-all-that-money-comes-from-nba-team-valuations-visualized/#70370764444f
〇勝率と売上の相関
では次の疑問です。強いチームほど儲かっているんでしょうか。
16-17シーズンの勝率とチーム売上を以下表にまとめてみました。
※引用元:https://www.forbes.com/nba-valuations/list/#tab:overall
https://www.basketball-reference.com/leagues/NBA_2017.html
横軸が勝率、縦軸が売上(million $)となっています。
赤線は回帰直線を示しています。
※回帰直線というのは各分布を直線で近似したものです。
直線を見ると分かると思いますが、
儲かっていようがいまいが、勝率にはそんな関係しないという結論になります。
では、NYとLAというマンモス都市を除くとどうなるでしょう。
前の散布図よりも回帰直線が右肩上がりになりました。
相関係数は0.547なので、勝率と売上にはやや相関があるといえます。
NY, LAという異常値を無視すれば、基本的に強いチームほど儲かるわけですね。
ちなみに回帰直線より左上に離れていれば離れているほど、強くないのに儲かっているチーム。右下に離れていれば離れているほど、強いのに儲かっていないチームということになります。(頑張れ、Bucks...涙)
これまでNBAのお金事情もなんとなーく分かったつもりでいましたが、
改めて調べてみると知らないことだらけで驚かされました。
今後も選手のサラリー特集など、深堀していきたいと思います。
ではではー。













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