どうした、フルツ



巷で話題の、Fultzの新フリースロールーティン。
ルーティンは人それぞれなので、
投げキッスしようが、うんこ坐りしようが、胴体周りを一周させようが、とやく言うつもりはない。だが、彼のルーティンは不自然に肩への負担を軽減させているように見える。

彼のフリースローは様々な論争を呼んでいる。
肩のケガがまだ治っていない?イップスではないのか?専属トレーナーとは決別?
球団・本人は何かを隠しているのか?

〇経緯
2017年にWashington大学よりドラ1でNBA入り。
しかし17年シーズン開幕に肩のケガを理由に離脱、18年3月に復帰。

ではこれまでの論争の経緯詳細を見ていこう。
以下①~⑩はSBNation記事引用。※多少省略あり。
https://www.sbnation.com/nba/2018/11/13/18090592/markelle-fultz-jump-shot-history-injury-free-throw
⑪は以下引用。
https://sixerswire.usatoday.com/2018/11/12/sixers-markelle-fultz-drew-hanlen-update/

①2017.9.28 シュートフォーム変更を試みていることを明かす(本人)
②2017.10  シュートフォームには変更ないと明言(Keith Williamsトレーナー)
③2017.10.24 Fultzは肩のケガで腕を上げることができなくなった(Fultz代理人)
④同日数時間後 ③は撤回。注射を10月5日にしたので問題ない(Fultz代理人)
⑤2017.10.29 肩関節筋肉の異常によりFultzをロスターから外すことを表明(76ers)
⑥2017.12.9  肩の異常は完治された(76ers)
⑦2018.1.2    復帰に向け最終段階調整中(76ers)
⑧2018.2.9    シュートレンジはペイントエリアに限られる状態(76ers GM)
⑨2018.11.5  Fultzはまだ肩に痛みが残っている(Drew Hanlen新トレーナー)※後にツイート削除
⑩2018.11.6  ⑨に対してプレーできる状態だと反論(監督およびFultz)
⑪2018.11.12 オフシーズンにシュートフォームの改善に取り組んできたD.HankenトレーナーはもうFultzとトレーニングを共にしていない(Alex Kennedy from Hoops Hype)

③→④や⑨→⑩などで、状況説明が二転三転している。
さらに、最終的に⑪でトレーナーとも決別している。
明らかに何かを隠している?ように感じる。

本人や球団には、悪い状態を隠すメリットがある。(本人は今後の年俸に響くし、球団はトレード時に価値が下がる)
しかし、トレーナーには隠すメリットがない。むしろ隠しながら結局アウトプットが出なければ、トレーナーとしての価値は下がる。
以上により、個人的見解は「フルツの肩の状態はまだ良くないが、本人はそれを認めない(隠している)」である。

本件はサッカー日本代表 本田圭祐のバセドウ病説と類似しているような気がする。
スポーツ選手が大病を抱えていたとして、それをオープンにするメリットはあまりなさそうだ。

〇スタッツ
では、実際のスタッツはどうか。
Fultzの大学時、17-18、18-19のスタッツを比べてみよう。

    出場試合数/FG%/3P%/FT%
大学時 25試合 47.6% 41.3% 64.9%
17-18 14試合 40.5%   0.0% 47.6%
18-19 18試合 42.5% 30.8% 56.8%
※データ元:https://www.basketball-reference.com/players/f/fultzma01.html

~スタッツから分かること~
1. そもそも大学時代からフリースローは得意ではない(64.9%)※カレッジ全体平均は約69%
2. 大学時代と比べ3P%は大きく下落(41→31)
3. FG%は大きく下落していない(大学とDFレベルが違うので普通は下がって当たり前)
4. 昨シーズンに比べFG%もFT%も伸びている

○結論
どんなNBA選手でも1年目や2年目はカレッジの成績からは大きく落ちるもの。
フリースローが落ちるのは珍しいが、彼の場合はイップスという訳ではないと思う。
肩の怪我が予想以上に長引いているのかもしれないが、徐々に調子を取り戻すだろう。

EmbiidやBenSimmoもキャリア序盤の怪我から復活を遂げた。
ということで、
頑張れ、Fultz!

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